鹿肉工房ブログ
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犬に鹿肉を与えるのは大丈夫?デメリットや注意点、効能などを解説

犬にとって鹿肉は、栄養価が高くて味も良い優秀な食材です。

今回は犬に鹿肉を与えることについて、メリットや効能、デメリット、注意点などを紹介します。鹿肉のドッグフードやおやつに興味のある方は、ぜひ参考にしてください。

犬に鹿肉を与えても大丈夫!

鹿肉は犬に与えても大丈夫、というよりむしろおすすめな食材です。高タンパク・低脂質で、ミネラルも豊富に含むため、愛犬の健康的な食生活にとって優れた食材だといえます。

実際、海外メーカーのドッグフードには、ベニソンという種類の鹿肉がよく使われています。最近では鹿肉工房を含め、鹿肉のドッグフードを販売する日本のメーカーも多くなってきました。

犬に鹿肉を与えるメリット

愛犬に鹿肉のドッグフードやおやつを与えることには、以下のようなメリットがあります。

タンパク質や鉄分などの栄養価が高い

鹿肉はタンパク質や鉄分、ビタミンB群をはじめ、全体的に栄養価が高い食材です。

同じ赤身肉である牛肉より1.4倍ほど高タンパクであり、筋肉のもとになるアミノ酸やエネルギーを効率よく摂取できます。また全身に酸素をめぐらすのに必要な鉄分は牛肉の約2倍、代謝をサポートするビタミンB群も1.5〜2倍と栄養素が豊富です。

そのほか、犬の皮膚を健康に保つオメガ3・オメガ6系の不飽和脂肪酸、脳機能を向上させるアセチルカルニチンなども含みます。

▼鹿肉の栄養についてさらに詳しく知りたい人は以下もご覧ください。

 鹿肉の栄養について

低カロリーなのでダイエットやシニア犬にも

鹿肉は脂質の含有量が少なく※、低カロリーなのでダイエット食やシニア犬の食事にもおすすめです。鹿肉で牛肉と同量のタンパク質を摂る場合、カロリーを半分以下に抑えられます

またカロリーが少ないと言っても、良質なタンパク質は十分に摂取できるため、愛犬がエネルギー不足になる心配も少ないといえます。さらに鹿肉に含まれるカルニチンには、脂肪を燃焼させてエネルギーに変える作用があり、余分な体脂肪をエネルギー源にすることが可能です。

※脂質は1gあたり9kcalと、1gあたり4kcalのタンパク質や炭水化物よりも高カロリー。

五臓や血流に作用する薬膳的効能もある

薬膳(中国伝統医学)において、鹿肉には五臓の虚弱を補ったり、血流を整えたりする効能があるといわれています。そのほか、体を温める、筋骨を丈夫にするといったメリットもあるそうです。

よって、年齢とともに元気がなくなってきた愛犬や、体が冷えやすいシニア犬などにも、鹿肉ドッグフードは適しています。活発で運動量が多く、日々エネルギーを発散しているような愛犬にも良いでしょう。

なお、風邪で熱があるときや感染症にかかったときなどに与えるのは避けてください。また体力が低下しているときは、消化の負担にならないよう、与え過ぎにご注意ください。

臭みが少なく犬が喜ぶ味である

鹿肉はいわゆる「ジビエ(獣肉)」ですが、すばやく適切に処理されていれば、臭みが少なく食べやすい食材。好みにもよりますが、程よい「野性味」がやみつきになり、好物になるわんちゃんもたくさんいます。

そのため、特別な日のおやつや愛犬へのプレゼントなどにも良いでしょう。

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 鹿肉工房の商品ラインナップ

アレルギーのリスクが少ない

鹿肉は、一般的に犬が食べ慣れていない「新奇タンパク」なので、アレルギー反応が出にくい※と言われています。実際、鹿肉は牛肉や豚肉などが食べられない犬へのアレルギー対応用にも使われています。

また鹿肉ドッグフードに使われる野生の鹿は、合成抗菌剤や抗生物質といった添加物入りの飼料を食べていません。この点からも、鹿肉ドッグフードのアレルギーリスクは低いといえます。

ただし、愛犬が先天的な鹿肉アレルギーを持っている可能性もあるので、最初は少量を与えるようにしてください。

※同じものを食べ続けると体の中で抗体が作られ、アレルギー反応が起こることがあります(後天性の食物アレルギー)

廃棄されてしまう鹿肉を有効利用できる

鹿肉ドッグフードは、有害駆除された鹿の肉を利用して作られます。食肉用に鹿をあやめるのではなく、廃棄物を食肉として利用する持続可能な活動です。

狼が絶滅した日本では、天敵のいない鹿が増え続け、生態系に悪影響を与えることが問題となっています。そのため、鹿を捕獲するわけですが、駆除された鹿の肉は、ほとんどが廃棄されてしまうのが現状です。

そこで自然の恵みに感謝し、廃棄される鹿肉を有効利用する営みとして、日本の鹿肉ドッグフード作りは始まりました。SDGsで言うなら「15.陸の豊かさも守ろう」の目標にも貢献するクリーンな営みです。

犬に鹿肉を与えるデメリット・注意点

犬に鹿肉を与えることには以下のようなデメリットもあるので注意してください。愛犬の体調や犬種、年齢などを踏まえて、適切な与え方をするよう心がけましょう。

生の鹿肉は衛生管理が徹底されたものを

生の鹿肉を犬に与える場合は、必ず正しく衛生管理されたものをお買い求めください。衛生管理が徹底されていない生肉を食べると、犬が食中毒や急性肝炎などにかかる恐れがあります。

ちなみに衛生管理がきちんとした商品であれば、鹿肉を生で犬に与えるのもおすすめです。鹿の生肉には酵素や乳酸菌などが豊富に含まれ、ドライフードで不足しがちな生きた栄養素を補給できます。また生肉は嗜好性が高く、犬の食いつきが良くなることも多いです。

ただし、体質的に生食が合わない犬もいるため、初めは少しずつ与えるようにしましょう。生肉を食べない愛犬には、加工されたジャーキーやふりかけ、ペーストなどをあげてください。

▼徹底的に衛生管理された鹿肉(生)をお買い求めいただけます。

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適量を守らないと肥満や内臓の負担増につながる

鹿肉は低カロリーの食材といえど、与えすぎると当然カロリーオーバーにつながります。カロリーオーバーは脂肪の蓄積、ひいては肥満の原因となるため、注意しましょう。

また鹿肉は高タンパクなので、与えすぎると内臓への負担が大きくなる恐れがあります。よって、常に適量を守って給餌することを意識してください。

ちなみに犬に必要なたんぱく質の量は、成犬5kgで1日20グラム、成犬10kgで1日33グラムほど※です。

※犬の食事1,000kcalあたりに含まれるたんぱく質の推奨量は45g。成犬のカロリー必要量は「132×体重重 ^0.75」。この2つのデータをもとに算出。

参考:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」, p.3&p.16

腎臓病を患っている犬には向かない

腎臓病の犬には、タンパク質を制限した食事が必要なので、高タンパクな鹿肉とは相性が良くないといえます。また鹿肉に比較的多く含まれるリンも、機能が低下した腎臓に負担をかける恐れがあります。

とはいえ、腎臓に疾患があっても適度なタンパク質は摂取すべきなので、鹿肉が食べられないわけではありません。獣医師に相談しつつ、体に負担のない給餌方法を考えるのが良いでしょう

例えば、鹿肉は嗜好性が高いことから、食欲が低下した犬の食いつきを良くするために少量給餌するといった方法が考えられます。

アレルギー性の下痢を起こすこともある

愛犬に鹿肉アレルギーがある場合、鹿肉を食べて下痢をすることがあります。そのほか、嘔吐や皮膚の痒み、元気消失、目の充血といったアレルギー反応が想定されます。

愛犬にそうした症状が見られたら、すぐ獣医師に相談してください。またとくにアレルギー体質の愛犬には、まずは少量を与えてみて、様子を見るのがおすすめです。

なお、アレルギー反応以外にも、生肉の品質や食べ過ぎなどが原因で下痢が起こることもあります。

品質にこだわった国産・無添加の鹿肉ドッグフード

鹿肉工房の「天然鹿肉ジャーキー」

鹿肉工房では、兵庫県の有名レストランにも卸される良質な鹿肉を使って、無添加のドッグフードを作っています。保存料や添加物を一切使わず、天然鹿肉の旨味を活かした製品づくりがこだわりです。

また味以上にこだわっているのが、徹底した衛生管理。兵庫県の認定処理加工施設で急速冷凍された鹿肉を、自社配送・自社加工でお客様にお届けします。 人間が食べても問題ない「ヒューマングレード」のドッグフードなので、愛犬にも安心してお与えいただけます。良質な鹿肉をお求めの方をはじめ、鹿肉ドッグフードに興味のある方は、ぜひ鹿肉工房こだわりの商品をお試しください。

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まとめ 愛犬へのごほうびにヘルシーで美味しい鹿肉を

鹿肉は高タンパクで低カロリー、ミネラルやビタミンも豊富なので、愛犬に与えるのもおすすめです。鹿肉は味や匂いも良いため、もらったわんちゃんは大喜びするでしょう。

安全・安心の鹿肉ドッグフードをお求めの方は、品質にこだわった鹿肉工房のラインナップもぜひお試しください。