鹿肉工房ブログ
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犬にタンパク質はどのくらい必要?計算方法や不足・過剰摂取の弊害を紹介

犬にとってタンパク質は、人間と同じか、それ以上に重要な栄養素です。不足すると健康上のさまざまな問題を引き起こす恐れがあります。

この記事では、犬に与えるべきタンパク質の必要量や、不足・過剰摂取の弊害などを紹介します。以下の内容を参考に、改めて愛犬の食事を見直してみましょう。

犬にもタンパク質が必要!

人間のみならず、犬にとってもタンパク質はとても重要な栄養素です。犬の筋肉や内臓、骨などの形成、成長において大きな役割を担います。筋肉が増えれば代謝量が増えるため、ダイエットにもタンパク質は必須です。

また毛や爪、皮膚、腱(けん)、靭帯を作るのにもタンパク質は欠かせません。犬の健康な肉体のためにタンパクは必要不可欠です。

さらに犬は、タンパク質をエネルギー源としても使います。タンパク質を構成要素のアミノ酸に分解し、それを燃焼させることでエネルギーを生み出す機構を体に備えているのです。そのほか、タンパク質には酵素として血液循環など、体の調子を整える働きもあります。

以上を踏まえると、犬に十分なタンパク質を摂取させなければならないことは明らかです。

タンパク質の必要量はどのくらい?

米国飼料検査官協会(AAFCO)によると、犬が摂るべきタンパク質の量は、食事1,000kcalあたり45gです。例えば、体重5キロの成犬に必要なカロリーは1日374kcalなので、タンパク質は約17g必要になります。

なお、成長期の犬には、より多くのタンパク質が必要です。成犬の平均的な食事の18%がタンパク質なのに対し、成長期の犬では食事の22.5%以上をタンパク質で占めるのが望ましいとされています。加えて、成長期には必要な摂取カロリーも増えるため、摂るべきタンパク質の重量はグッと大きくなります。

愛犬に与えるべき量を計算してみよう!

愛犬に与えるタンパク質の必要量(目安)は、「1日の必要摂取カロリー×0.045(g)」で求められます。必要なカロリーについては、日本動物医療センターや獣医師広報板などが公開している計算ツールで簡単に計算可能です。

以下では、3〜30キロの成犬に必要なタンパク質量の目安を計算し、表にまとめました。愛犬への給餌の参考にしてください。

体重カロリー(1日)タンパク質(1日)
3kg255kcal11.48g
5kg374kcal16.83g
7kg482kcal21.69g
10kg630kcal28.35g
15kg854kcal38.45g
20kg1,059kcal47.66g
30kg1,436kcal64.62g

※避妊もしくは去勢された健康な成犬の場合

注意点として、上記はあくまでタンパク質の必要量であり、タンパク源となる食材の必要量ではありません。例えば、タンパク質17gを給餌する場合、鹿肉なら80gほど与える必要があります

タンパク質が不足した場合の弊害

タンパク質の不足は、犬の健康にさまざまな弊害をもたらします。例えば、成長期の子犬であれば、筋肉や骨などが正常に作られず、発育不良になる恐れがあります。また成犬では抜け毛が増え、毛並みが悪くなる可能性もあるでしょう。

また抗体(免疫グロブリン)もタンパク質で作られることから、免疫機能が低下し、病気のリスクが高まることも重大です。

さらに低タンパク食が続くと「低タンパク血症」を発症することもあります。低タンパク血症は、血中のタンパク質が減少し、下痢やむくみ、腹水、呼吸困難などの症状を引き起こす病気です。

過剰摂取にもさまざまな問題が

タンパク質が不足するといけませんが、過剰摂取も問題があります。摂りすぎたタンパク質は体に蓄えられるのではなく、脂質や老廃物、排泄物に変わってしまうからです。

タンパク質の過剰摂取による弊害としては、肥満が第一に挙げられます。また腎臓や肝臓をはじめとする内臓に負担がかかり、腎不全や尿路結石などの病気を引き起こすリスクもあります。

腸内環境が悪化することで、下痢や便秘、毛並みの悪化、皮膚疾患などにつながる可能性にも注意が必要です。上述の必要量を目安として、タンパク質を多く与えすぎないよう気をつけましょう。

天然鹿肉で良質なタンパク質を摂取

犬にタンパク質を効率よく摂取させるための食材としては「鹿肉」がおすすめです。

鹿肉は牛肉よりも高タンパクかつ低脂肪であるヘルシーな食材。さらにビタミンB群や鉄分をはじめとするビタミン・ミネラルも豊富なので、適量で十分な栄養が摂れます。そのため、タンパク質やその他栄養素の不足、過剰摂取を引き起こしにくいと考えられます。

鹿肉工房のドッグフードは、兵庫県の認定施設で正しく処理された美味しい天然鹿肉が原料。有名レストランにも卸される高品質な肉を、人間でも食べられる「ヒューマングレード」の衛生管理で安全に加工しています。

ぜひ一度、鹿肉工房こだわりの鹿肉ドッグフードをお試しください。

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まとめ 愛犬に十分なタンパク質を与えましょう

ドッグフードを中心に給餌している場合、問題になりやすいのはタンパク質の過剰摂取よりも不足です。タンパク質が足りないと、犬の健康にさまざまな悪影響が及ぶので、今一度、食事のタンパク質が十分か確認しましょう。

これを機会に良質なタンパク質が摂れる食事に切り替える場合は、鹿肉工房の鹿肉ドッグフードもぜひお試しください。