「愛犬が喜んでくれるドッグフードはどれなのか分からない」「ドッグフードの種類が多すぎてどうやって選べば良いか分からない」「ドッグフードを変えたら急に食いつきが悪くなった」など、ドッグフード選びでお悩みではないでしょうか?
どのドッグフードがワンちゃんに合っているのかは、毎日お世話にしている飼い主様にしか分かりません。正しい方法でドッグフードを選び、食べ方や年齢、体調に合わせて変えていく必要があります。
この記事では、市販されているさまざまなドッグフードの中からワンちゃんに合ったドッグフードを選ぶ方法と、選ぶ際の注意点について解説します。
ドッグフードの選び方
市販されているドッグフードは、与える目的や種類、ワンちゃんの年齢、使用されている原材料などから細かく分類されています。パッケージに表記されている項目を確認し、ワンちゃんに合ったドッグフードを選びましょう。
与える目的から選ぶ
ドッグフードは、与える目的から以下の4つに分類されています。
- 総合栄養食
- 間食
- 療法食
- その他の目的食
ワンちゃんの主食となるのは、健康を維持できるように栄養のバランスの取れた「総合栄養食」と表示されたドッグフードです。
「総合栄養食」と表記できるのは「ペットフード公正取引協議会」の定める試験をクリアしたドッグフードだけなので、ワンちゃんに安心して与えることができます。
「間食」は、ワンちゃんのしつけやご褒美として限られた量を与えることを前提としたドッグフードです。
与えすぎると肥満につながる恐れがあるため、1日に与える食事の5分の1程度に抑えるようにしましょう。
「療法食」は、獣医師がなんらかの疾病を抱えたワンちゃんの治療を目的として与えるドッグフードです。飼い主の判断で与えるのではなく、獣医師の指導の下で与えるようにしましょう。
「その他目的食」は、食いつきを良くしたり特定の栄養素を補助したりすることを目的としたドッグフードです。総合栄養食との併用を前提としたものなので、これだけで必要な栄養素を摂取できるわけではありません。
ドッグフードの種類から選ぶ
ドッグフードには、含有する水分量が異なる以下の3種類があります。
- ドライフード
- セミモイストフード
- ウェットフード
ドライフードは、さまざまな栄養素がバランスよく配合された、水分量が10%以下で固めの食感のドッグフードです。市販されているドッグフードの中で最も種類が多いため、ドッグフードと言うとドライフードをイメージされる方が多いかもしれません。
長期保存しやすいように固めて乾燥させているため賞味期限が1年以上のものが多いですが、開封後の賞味期限は1カ月程度とそれほど長いわけではない点に注意する必要があります。
開封後に袋の口を開けたままにしておくと、酸化が進んで劣化したり、虫やダニが湧いて食中毒の原因となってしまったりする恐れがあります。
冷蔵庫にいれて保存すると結露が発生してカビが生えやすくなるため、開封後は密閉容器に袋ごと入れるか、小分けして、冷暗所に保存するようにしましょう。
セミモイストフードは、水分量が25~35%程度のしっとりとした食感のドッグフードです。食べやすくなっている一方で品質を維持するために添加物が配合されたものが多い傾向にあります。
100g程度に小分けされたものがセットになって販売されており、ドライフードのように保存で苦労するケースは少ないですが、食べ残した場合には密閉容器に入れて保存するようにしましょう。
ウェットフードは、水分量が75%程度の柔らかい食感のドッグフードです。缶詰やレトルトパウチで販売されているため保存しやすいですが、水分量が多く劣化しやすいため開封後の保存は慎重に行う必要があります。密閉して冷蔵庫に入れ1週間以内に食べ切るようにして下さい。
ワンちゃんの年齢から選ぶ
ドッグフードは、ワンちゃんのライフステージに応じて以下の3つに分類されています。
小型犬 | 中型犬 | 大型犬 | |
子犬用 | ~生後10ヶ月 | ~1歳 | ~1歳半 |
成犬用 | 10か月~10歳 | 1歳~10歳 | 1歳半~7歳 |
老犬用 | 10歳~ | 10歳~ | 7才~ |
子犬用やパピー、成長期用、グロースといった表示が書かれているものが、子犬用のドッグフードです。
生まれたばかりの子犬は胃が小さく一度にたくさんの量が食べられないので、小粒で栄養価が高いドッグフードを選ぶようにしましょう。
成犬用や維持期用、アダルトといった表示が書かれているものが、成犬用のドッグフードです。
成犬用ドッグフードはワンちゃんの一生で最も長い期間食べるものなので、病気になりにくい身体づくりを意識して選ぶことが重要になります。肥満防止や健康維持のために、栄養バランスの良いドッグフードを選ぶようにしましょう。
高齢期用やシニア、エイジングケアといった表示が書かれているものが、老犬用のドッグフードです。
老犬は嚙む力や消化機能が低下しやすいので、セミモイストフードやウェットフードを選ぶようにしましょう。筋力も衰えてくる時期なので、動物性たんぱく質が多く含まれたドッグフードもおすすめです。
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使用されている原材料から選ぶ
ドッグフードは、使用されている原材料が具体的に書かれているものを選ぶようにしましょう。
ドッグフードのラベルには原材料が書かれていますが、 ペットフード安全法には表現方法に関する決まりがないので、メーカーごとに表記内容が異なります。
「ミートミール」や「肉類」などあいまいな表現のドッグフードだと、実際にどのような原材料を使用して作られたのか分かりません。
あいまいな表現だからといって危険だと断定はできませんが、本当に安心・安全な原材料を使用しているなら具体的な表現を使用するはずです。
原材料に関して詳しい情報が書かれていない場合は、避けた方がよいかもしれません。
また、ラベルに書かれた原材料は配合割合が高い順に表記するルールになっているため、どの原材料が多いのかある程度判断できます。
含まれている添加物から選ぶ
ほとんどのドッグフードには、酸化防止や栄養補助を目的として、香料や保存料、着色料などの添加物が配合されています。
基本的には臨床試験によってワンちゃんに害がないことを確認した量しか配合されていないので、添加物が入っているドッグフードが危険なわけではありません。
一方、特定の添加物にアレルギー反応を示すケースや、色を見分けられないワンちゃんにとって不要な着色料が含まれているケースもあるため、どのような添加物が入っているのかは確認しておきましょう。
近年では添加物を意識する飼い主様も増加しており、無添加ドッグフードも販売されるようになりました。
無添加ドッグフードには、人間が食べても安全なレベルであること示す「ヒューマングレード」のものや、高品質な肉や魚を使用したものがあります。
比較的に価格が高い傾向にありますが、無理に毎日与えようとするのではなく、記念日などのごちそうとして与えるのもおすすめです。
ドッグフード選びの注意点
ワンちゃんの食事量を意識する
大容量のドッグフードはお得に購入できますが、開封後の賞味期限は1ヶ月しかありません。食べきるまでに何カ月もかかるようだと、酸化が進んで劣化したり、食感が悪くなったりする恐れがあります。
ワンちゃんが1ヶ月でどのくらいの量を食べるのかを確認し、食べきれる量のものを選ぶか、小分けされているものを選ぶようにしましょう。
ペットフード安全法に準拠した表示になっているか
ドッグフードのパッケージの記載項目は、「ペットフード安全法」や「ペットフードの表示に関する公正競争規約」で定められています。
ペットフード安全法で義務付けられている項目 | 原材料名 賞味期限 事業者名および住所 原産国名 |
ペットフードの表示に関する公正競争規約で定められている項目 | 給与方法 成分の表示 内容量 |
ほとんどのドッグフードには記載されているので特に意識する必要はありませんが、記載されてない項目があるドッグフードについては避けておくことをおすすめします。
価格ありきで選ばない
市販されているドッグフードのほとんどはペットフード安全法に従って製造・販売されているため、安いからと言って身体に悪い成分が入っていたり、ワンちゃんに害を与えたりするわけではありません。
ただし、ドッグフードは年齢や種類などさまざまなものが販売されており、それぞれ価格が異なります。ワンちゃんに合ったドッグフードがどれなのかを理解して安いものを選ぶのは問題ありませんが、価格だけを意識するとワンちゃんに合わないものを選んでしまうかもしれません。
毎日の食事なので価格も重要な問題ではありますが、価格ありきで選ばないようにしましょう。
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ドッグフードとして与えることで、以下のような効果が期待できます。
- アレルギーのリスクが低い
- ダイエットや体重管理がしやすい
- 毛並みと皮膚の健康を保つ
- 貧血の予防につながる
- 丈夫な骨や歯を作る
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